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脱毛サロンに行く前の準備
医療脱毛でも美容脱毛でも、光の熱を毛穴に反応させるため、施術の1~2日前にご自身でムダ毛を処理する必要があります。
また安全性は高いですが、万が一の肌トラブルを考慮しても、長い体毛に熱エネルギーが加わることで考えられるリスクは、できる限り回避したいところでもあります。
ただし、間違った方法では毛だけでなく肌表面が傷つくことも。
脱毛前に肌がボロボロだと、施術時の痛みが強く感じられたり施術後の炎症が出やすくなったりします。
肌を健やかに保つため、ムダ毛の自己処理をする際にご注意いただきたいことをご紹介します。
おすすめは電気シェーバーでの剃毛
ご自宅でムダ毛処理をする際に「電気シェーバー」を使った処理をおすすめいたします。
電気シェーバーは肌に刃が直接触れることがないので、不必要に肌を傷つけることなく剃毛できます。
肌の弱い方や乾燥肌の方、VIOなど皮膚の薄い部位を剃毛するときには特におすすめです。
カミソリでの剃毛に関する注意点
カミソリによる剃毛は、最も一般的なムダ毛処理の方法ではないでしょうか。
カミソリ自体、誰でも安く入手できますし、若い頃からカミソリを使った剃毛を続けて慣れ親しんだ方も多いかと思います。
しかし、カミソリによる剃毛は毛だけでなく肌の角質まで一緒に削り取ってしまうので、知らない間に肌を傷つける危険性があります。
さらに、カミソリで削れた部位を修復しようと毛穴の上に皮膚が生成され、これから生える毛が皮膚の中にうもれることがあります。
カミソリで剃毛する場合にご注意頂きたいことは3つです。
まずは、使用するカミソリの選び方です。
刃がむき出しのものではなく、肌を保護するガードのついたものを選んでください。
そして、肌への刺激をできる限り少なくするため、シェービング剤を使用すること。
液体よりも泡のタイプのほうが肌の保護に適しています。
最後に、剃り方です。
毛の流れに沿って、カミソリを強く押し当てないようにゆっくりと剃りましょう。
毛抜きやワックスはNG
光脱毛は肌内部の黒色に反応する仕組みになっているため、脱毛前にピンセットやワックスで毛根ごと毛を抜くと、光が反応せず脱毛効果が十分に出ません。
脱毛前は、必ず「剃毛」にてムダ毛を処理してください。
このようなご自身での毛抜き行為は、毛穴の開きや汚れを増やし、さらには炎症を起こす原因ともなりますので、脱毛期間中でなくてもお止めいただきたい方法です。
【部位別】脱毛前の自己処理のコツ
では実際に、剃り残しなく、肌を傷つけない自己処理のために、上手な剃毛に必要なポイントをご紹介いたします。
すべての部位の剃毛で注意したい基本ポイント
それぞれの部位で注意する点はありますが、まずはすべての部位で大切にしていただきたい基本のポイントを確認しましょう。
シェービングクリームを使用する
剃毛を行う時、体を洗う延長でボディーソープや石鹸の泡を活用する方も多いと思います。
もちろん、何も塗らずに剃毛するよりはシェーバーの刃で肌を傷つけるリスクは軽減されますが、実際には剃毛を目的として作られているシェービングクリームの方が、お肌の保護力は高いと言えるでしょう。
アフターケアで保湿&毛穴の引き締め必須!
自己処理後には、冷たいタオルで剃毛した部位を冷やしましょう。
炎症の抑制と毛穴を引き締める効果が期待できます。
またその後には、化粧水や乳液、クリームなどで十分に保湿を行うことがお肌を守るために必要です。
わきの下
長年脱毛人気NO.1のわきの下の脱毛。ポピュラーな脱毛部位でありながら、自己処理となると何かと失敗経験がある方が多いのではないでしょうか?
わき毛の自己処理失敗の原因の1つが、「刃のあて方」。
わきの下を剃毛する際に、毛の流れに逆らった方が剃りやすいという方が多いですが、「毛の流れに沿ってシェーバーを滑らせる」のが正しい方法です。
わき毛を安全に剃るために、力を入れて「剃ろう」とするのではなく、「なでるように」滑らせましょう。
背中
自分では全然見えない背中の剃毛はとても難しく、剃り残しが多い部位でもあります。
そのため本来であれば、「誰かにやってもらう」という方法が最適です。
ご家族などに、見えない位置の剃毛と剃り残しチェックをお願いしてみてはいかがでしょうか?
とはいえ、頼める人がいないという方も多いと思います。
そんな時は、極力広範囲が写るように合わせ鏡をして、肌を傷つけないようにチェックしながら剃毛しましょう。
剃り残しを防ぐコツは、皮膚を伸ばしながら剃毛すること。
また、お肌を守るためには、シェービングクリームなどでしっかり保湿をした上で、刃を寝かせて剃るという点も大切なポイントです。
アンダーヘア(Vライン・Iライン・Oライン)
最近では、アンダーヘア(Vライン・Iライン・Oライン)の脱毛を希望される方も大変多いです。
デリケートゾーンの毛をすべてなくしてしまう「ハイジニーナ」も流行していますね。
一方、アンダーヘアの自己処理というのはあまり身近なものではないと思います。
その理由はきっと「デリケートゾーン」だから。
粘膜の範囲も広く、衛生的にも安全が必要とされる部位だからこそ、自己処理の難しさを感じている方も多いでしょう。
では、一体どうすればいいのか。実はそのポイント、Vライン・Iライン・Oラインそれぞれに異なります。
Vライン
長くて太い体毛が特徴的なVライン。
あらかじめハサミである程度短くカットし、内側に向かって刃を滑らすように剃毛することをおすすめします。
Iライン
Vライン同様に、Iライン部分の体毛も長いのが特徴です。
ハサミで短くカットしてから剃毛しましょう。
ただし、Iラインは見にくい位置にあるので、鏡を見ながら粘膜に気をつけてカットすることが重要です。
この時、シェーバーを持っていない手で粘膜周辺の皮膚を伸ばすように押さえ、特にデリケートな粘膜部分に刃が当たらないように気をつけながら剃毛しましょう。
Oライン
体勢を整えればなんとか見えるIラインとは違って、鏡を使ってもなかなか見にくいOライン。
しかし、それでも剃毛部分を確認しながら行うというのは必須事項です。
脱毛施術前のムダ毛処理は、ただ毛がなくなればいいというわけではありません。
それぞれの部位の特徴に合わせて「肌を傷つけずに、毛だけ剃る」を基本に剃毛しましょう。