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そもそも何故毛が生えてこなくなるのか?
現代の脱毛方式はほとんどが光脱毛(レーザー脱毛)になります。
ひと昔前はニードル脱毛というものもありましたが、痛みや時間効率の点から光脱毛に劣っており、現代では選択されることはあまりありません。
光脱毛とは、メラニン色素(黒い色)に反応する特殊な波長の光を使用した脱毛施術です。光がメラニンに反応すると熱を発し、毛根まで伝わって毛の組織を破壊します。
メラニン以外には反応しないので、表皮や周辺の組織・細胞にはダメージはありません。
また、完全に破壊された組織は基本的に復活しません。これにより実質半永久的な脱毛効果を得ることができます。
小学生の頃に理科の実験で、虫メガネで太陽の光を紙に書いた黒い点に集めて燃やすというのをやりませんでしたか?
脱毛の原理もこれと同じ事です。
何回くらい施術をすればいいのか?
さて脱毛の原理は分かっていただけたかと思います。
では一度光脱毛の施術を受ければ毛が生えてこないのか?
答えはNoです。
一度の施術で完全に組織を破壊できるほど人間の細胞は弱くありません。
しかも人間の細胞には修復機能があります。
ですから繰り返し『完全』に組織を破壊するまで施術をする必要があります。
また普段私たちの目に見えている体毛は一部だけで、皮膚の下には毛が隠れています。
例えば、わき毛の場合、目に見える毛は全体の約30~40%ほどしかなく、多くの毛穴は眠っている状態です。
ですので仮に一度で完全に細胞の組織を破壊する超強力なマシンがあったとしても、1回の施術では3割ほどしか毛がなくならないということです。
どのくらいの頻度で施術をすればいいのか?
では毎日施術すればすぐに脱毛は終わるのか?
これも答えはNoです。
それには毛周期というものが脱毛と深く関係しているからです。
毛が生えたり抜けたりするサイクルを「毛周期」といい、大きく分けて 4 つのステージがあります。
1. 成長初期:毛根にある毛母細胞が活性化して新しい毛が誕生する時期
2. 成長期:毛穴の外に毛が出てきてぐんぐん成長する時期
3. 退行期:毛母細胞の活動が弱まり、毛の成長が止まる時期
4. 休止期:毛母細胞の活動が停止して毛根ごと毛が抜けている時期
毛周期は部位によって異なり、個人差もありますが、一般的に2週間ほどでサイクルを一周します。
先にご説明のとおり光脱毛はメラニン色素に反応するため、施術ができるのは毛周期のサイクルのうち、「成長初期」と「成長期」の段階の毛のみ。
こうした理由から、光脱毛は毛周期のサイクル(休止期で眠っていた毛が成長期に入って生えてくるタイミング)にあわせ複数回かけて行われます。
脱毛効果が十分に発揮されるまでの照射の回数は、毛質・肌質や体質によって個人差がありますので、ご注意ください。
いずれにせよ、毛周期を無視した脱毛施術では十分な脱毛効果を得るのは難しく、通う回数が増えてしまう分、お客様にとって大きな負担になってしまいます。
当店では最短で脱毛を終わらせたい方には2週間に1回、特にお急ぎでない方には3~4週間に1回の施術をオススメしております。
医療脱毛と美容脱毛の違い
ここまでで脱毛についてかなり知識ができたかと思います。
では医療脱毛と美容脱毛は何が違うのか?
光で組織にダメージを与えて毛が生えてこなくするという根本的な原理は医療脱毛も美容脱毛も相違ありません。
よく言われるのが医療脱毛の方が永久脱毛できるから美容脱毛より良いというお話。
しかし、永久脱毛というのは「最終脱毛から 1 ヶ月後の再生率が 20%以下である脱毛法であること」と定義付けられていて、
永久脱毛=一生毛が生えてこないということではありません。
すなわち医療脱毛も美容脱毛もホルモンの関係などで再び生えてくる可能性は同じくあるのです。
美容脱毛でも抜けた毛というのは基本的にもう生えてきません。
『永久脱毛』という言葉が医療用語であるためエステサロン等が使用できないだけで、医療脱毛も美容脱毛も到達するゴールは同じなのです。
相違があるとすれば、そのゴールへの過程が長いか短いかになります。
医療脱毛の光は美容脱毛のそれより強力で施術の回数が少なくて済みます。
しかし、その分痛みは医療脱毛の方が強くなります。
医療脱毛、美容脱毛それぞれメリット、デメリットがありますから、ご自身にあった脱毛サロンを選ぶ事が重要です。
脱毛サロンの選び方については、こちらの記事もご参考ください。
脱毛サロンに行く前には事前の準備が必要?
光脱毛では、光の熱を毛穴の1点だけに反応させるため、施術の1~2日前にムダ毛を処理しておく必要があります。
安全性を考慮して開発された脱毛機ですが、万が一の肌トラブルを考慮しても、長い体毛に熱エネルギーが加わることで火傷のリスクがあがります。
ただし、間違った方法では毛だけでなく肌表面が傷つくことも。脱毛前に肌がボロボロだと、施術時の痛みが強く感じられたり施術後の炎症が出やすくなったりします。
自己処理では毛抜き、脱色、ワックス、クリームなどは使用しないでください。
2 週間ほどお手入れができなくなってしまいます。
電気シェーバーでの処理をお勧めします。
乾燥している肌への施術は負担となる為、十分に保湿を行なってください。
そして日焼けはなるべく避けてください。十分な脱毛効果が得られなくなってしまいます。
こちらの記事では自己処理のコツ等もとりあげていますので、ご参考ください。
脱毛後のアフターケアも大切
脱毛の施術後は、肌に熱によるダメージが残っています。炎症や肌荒れを防ぐために、アフターケアは大変重要です。
また、正しくケアすると、脱毛の効果をより実感いただくことができます。
きれいなツルスベ肌になっていただけるよう、脱毛後にご自宅で行っていただきたい3つのアフターケアをご紹介します。
- 脱毛当日の入浴は控えましょう
- 日焼けには注意しましょう
- 保湿をしっかり行いましょう
こちらの記事でアフターケアについて詳しく説明しておりますので、是非ご覧ください。
いかがでしたか?今回は脱毛の基本的な知識をご紹介いたしました。
当店では初回カウンセリング時に脱毛についてご説明いたします。ご不明点、ご不安な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
また当店のLINE公式アカウントで随時ご質問を受け付けております。